流通視察 の達人がご案内する
           ニューヨーク レストラン/食品事情視察

都市型屋上農園「Rooftop Farm」見学と究極の「Farm-to-Table」レストラン研究
ブルックリンの屋上農園。強風対策で設置した竹の支えと背景はイースト川の対岸、マンハッタンのウォール街辺りのスカイライン。屋上農園では、トマト、ピーマン、ケール、にんじん、ラディッシュ、豆が出来ます。全ての野菜が、合成肥料、殺虫剤、除草剤を使わないオーガニックの原理に基づいて育てられています。野菜だけでなく、養鶏や養蜂もやっています。
6つのこだわりポイント                                

常に新しいコンセプトが集中し、世界中に最新情報を発信し続けるニューヨーク。自分で実際に視ながら、感じながら、聞きながら、アメリカが誇る大都市ニューヨークを専用車の機動力を生かしての短期集中視察でアメリカのそしてニューヨークの最新トレンドをしっかりとつかみます。

■ 2人から催行、思い立ったらすぐ出発。
■ 4泊6日(延泊可)だから仕事の合い間にすぐ出発。
■ 最新情報の発信地、厳しい競争環境にあるニューヨークの現場を、自分の目で見短期
   集中視察。アメリカの最新レストラン/食品動向をしっかりと把握。
■ 不況だからこそ、最新情報発信地、ニューヨーク研修で動機付け。
■ ファーストクラスのプライベート・サービスだから安心。お客様のスケジュールにあわせ
   て、フレキシブルにプランが組める。
■ ニューヨークを熟知した、ベテラン・コーディネーターのわかりやすい解説。

<趣味のルーフトップ・ガーデンから農業としてのルーフトップ・ファームへ>
ブルックリンを中心に、使い古しの倉庫や工場だった、がっしりとしたビルの屋上に農園が
出来始めてきました。まだ実験段階で試行錯誤をくりかえしているところなのですが、す
でに近くのレストランに卸したり、近隣のグリーン・マーケットにその日の収穫を出荷した
り、趣味のルーフトップ・ガーデンの域を越えて、農業としての収穫物を売るルーフトップ・
ファームまで押し上げた、新しいビジネス・モデルが面白くなってきているところです。地元
密着型の地産消費だから飛行機やトラックでの無駄な長距離輸送の必要もなく、農
業の基本<新鮮な収穫をその日のうちに食卓へ>が実践できます。

<ファーム・フレッシュからファーム・トゥ・テーブルへ>
二酸化炭素の吸収や夏の高温防止などの大都会の環境改善にも役立つルーフトッ
プ・ファームからの新鮮な野菜などに注目をし始めたのが、ニューヨークのレストラン・シェ
フたちです。ジャン・ジョージ・ボンゲリテンなどの有名シェフたちは競って新鮮な食材の確
保に奔走し、より健康でより美味しいメニュー作りがレストランの人気の重要なポイント
になるので、彼らのほとんどが郊外に自家菜園を持ち、近隣の優良農家からのオーガニ
ック食材を積極的に仕入れ、そのレストランの新鮮さをアピールするのが昨今のトレンド
でしたが、近年ではそれをさらに発展させて「畑の新鮮さ」から「畑から直送された、採り
たての新鮮保証食材を食卓に」という感覚に変わりつつあります。

近い将来、通りに面した1階はレストランや食料品店、上層階は住居用のマンション、
そして日当たりの特によい高層階は農園になっていたり、高層ビルまるごと各階人工照
明、人工土壌を使った農園になっていて、大都会でもすぐ隣で収穫をした、鮮度抜群
のオーガニック食材を使った食事が毎日食べれる、そんな贅沢な生活が待っていることは                                     <次のページに続きます>

必定です。その未来農園の布石がこの「ルーフトップ・ファーム」に違いありません。

ニューヨークのレストラン/食品事情視察  2015年 5月 
                               写真: ジョニー・カサハナ
ェスト・ヴィレッジの評判のファーム・トゥ・テーブル、「ローズ・マリーズ」の明るいダイニング・ルームと屋上菜園(残念ながら取材日が4月上旬でしたので、まだ作付けの準備中でした)。
清潔なオープン・キッチン。


【サンプル・スケジュール】
  〈ニューヨークが教えてくれること 今、見るべきニューヨークの提案です〉

第1日



















17:00

18:00

21:30

23:00

午前のフライトでJFK着後、コーディネーターの出迎えを受けて、専用車でマンハッタンへ。マンハッタンの地理とトレンドの概略をつかむ1日です。
<シェイク・シャック> − ダニー・マイヤー率いるユニオン・スクエア・ホスピタ
リティー・グループの高級ハンバーガー・チェーン。マンハッタン内だけでも現在7店舗を展開中で、来年には東京進出が決定。。その美味しさが話題になり、昼食時はどの店舗も長蛇の列。大人気のバーガー・チェーンです。
<フェアウェイ・マーケット・ハーレム店> − ブロードウェイ沿いの、アッパー・ウエストサイドの八百屋さんがオリジナル。店舗沿いの歩道わきに山積みの野菜/果物売り場を作り、安くて新鮮な店舗イメージを構築。今日は1番最初の支店、ハーレムの店舗を視察。精肉工場だった建物をそのまま改装して、売り場ごと冷蔵庫になっている鮮魚、精肉、乳製品売り場に注目。
<ゼイバーズ> − マンハッタンの老舗グルメ・ストア。オリジナルは1934年
にロシアからのユダヤ系移民、ルイ・ゼイバー夫妻によって、食料品店の片隅のカウンターでオープン。「良いものをそれなりの値段で」がゼイバーの
モットー。今でも多店舗化せず、その創業哲学を守っています。
<トレーダー・ジョーズ都市型店舗> − 棚に並ぶ殆どの商品はストア・ブランド。世界中にバイヤーを派遣し、良いものを安く、大量に現金で仕入れ、低価格を維持。ユニークなディスプレーや内装にも注目。
ホテルにチック・イン。                         (6.5時間)

ガイドの案内で、地下鉄などを利用して、話題の「ファーム・トゥ・テーブル」レストランで夕食。
ロックフェラー・センター展望台へ。宝石のように美しく光り輝く夜景に、あの憧れのニューヨークに来たことを実感します。
ホテルで終了。                               (5時間)

第2日

8:00










18:00

21:00

ホテルをコーディネーターと一緒に専用車で出発。
<ウォルマート・スーパーセンター> − 衣料、玩具、アクセサリー、電化製品、CD、家庭雑貨から食料品売り場まで備えた、世界一の売り上げを誇る、小売チェーンで、EDLP(Everyday Low Price)の秘密を探ります。
<コストコ> − ホールセール・クラブの業態視察。
<イータリー> − マンハッタンに戻り、イタリアンの巨匠、マリオ・バタリとりディア・バスティニッチのユニークなコンセプトを実際に見ます。昼食もここで。
<ウェッグマンズ> − 未来型店舗を模索する、この高級スーパーは必見。
<アルディ> − 枝葉のサービスを徹底的に省いて、低価格を作り出す全国チェーンの小型スーパーの、特異な業態を視察。

最近のブームに火がついたように若い人が集まる、ブルックリンの話題のファーム・トゥ・テーブルのレストランで夕食。
ホテルで終了。                               (13時間)

第3日

8:00











17:00

ホテルをコーディネーターと一緒に専用車で出発。
<ユニオン広場のグリーン・マーケット> − 火、木、日 − 休み
<ホールフーズ> − オーガニックの旗手。屋上温室菜園を持つ、ブルックリン店を視察。
<都市型屋上農園> − 古い工場/倉庫跡を利用したブルックリンのルーフ・トップ・ファームを訪問し、実際のオペレーション、現状と問題点などを担当者から説明を受けます。
ブルックリンのファーム・トゥ・テーブルのレストランで昼食。
<チェルシー・マーケット> − 長い間使われず、寂れる一方だった「ナビスコ」のパン工場を、主に食料品のマーケットとして再利用。
<ハイライン> − 廃線となった貨物列車の高架を遊歩道に改装した画期的なアイデア。
ホテルで終了。                                 (9時間)

夜はミュージカル、野球観戦、ジャズなどのオプショナルツアーをお楽しみください。

第4日

自由行動。

夕方、コーディネーターと一緒に専用車でホテルを出発。
ニューヨーク郊外、ハドソン川沿いの小さな街の丘の上のブルーヒル農場の中にある、究極のファーム・トゥ・テーブルのレストラン「ブルーヒル・アット・ストーン・バーンズ」(月、火はお休み)で夕食。 農家の納屋だった石造りの隠れ家で出会う、独創的なコース料理を味わいに出かけてみます。    (5時間)

第4日   ホテル/JFK
〔ニューヨークの十傑 ファーム・トゥ・テーブル レストラン〕
  トレンドが目まぐるしく変化する、ニューヨークのレストラン
     10の自然派お勧めレストランをご紹介します

*ザ・ファット・ラディッシュ
17 Orchard St. New York, N.Y. 10002
「季節の便り」を届けるように、旬の料理に出会えます。仕入れに応じてメニューを考えるので、いつも新しい味に出会えるのが魅力。
年中無休

*ABC キッチン
35 East 18th St. New York, N.Y. 10003
ジャン・ジョージ・ボンゲリテンのレストランの一つ。彼は若い頃、東南アジアで料理修行を重ね、その頃から現地の地元の食材を生かすことが習慣となり、ニューヨークに来てからも郊外の自家菜園からの食材を積極的に使って、ユニークなメニューを創作し、ミシュラン3星シェフとして崇められるようになりました。
年中無休

*ブルーヒル・アット・ストーン・バーンズ
630 Bedford Rd. Pocantico Hills, N.Y.10591
マンハッタン郊外、ハドソン渓谷沿いの丘の上の
農場(農業教育センター)の中にある、石造りの
納屋を改装したレストラン。その日の畑直送の
食材を使った料理だから、メニューはなし。郊外の隠れ家で出会う料理とワインのハーモニー、独創的なコース料理を味わいに出かけてみます。目の前の畑で収穫される自然の恵みを味わうと、自然の豊かさが体中に広がるようです。
月曜、火曜はお休み、日曜以外は夕食のみ
石造りの納屋を改装したレストラン
       撮影: ジョニー・カサハナ

*ローズマリーズ
18 Greenwich Ave. New York, N.Y. 10011
屋上自家菜園を持つ、パスタの美味しいイタリアン・レストラン。いつも若い人たちで賑わっています。
年中無休

                            写真: ジョニー・カサハナ
春の作付けに向けて準備中の屋上菜園と若い人たちで賑わうダイニング・ルーム

 
*ノースイースト・キングダム
18 Wyckoff Ave. Brooklyn, N.Y. 11237
バーモント州では昔から庭先で野菜を作り、近隣の農家から肉、卵などの食材を購入するのが当たり前でした。オーナーはそのバーモント州出身。だから庭先で野菜を作り、近くの農場から卵やチキン、ビーフを買います。
年中無休

*プロスペクト
773 Fulton St. Brooklyn, N.Y. 11217
ブルックリンに在りながら、ザガット(レストラン評)の上位ランク常連レストラン。常に季節にあわせたメニューが楽しい。
日曜はお休み

*ザ・ファーム・オン・アダーリー
1108 Cortelyou Rd. Brooklyn, N.Y. 11218
地元産の食材を積極的に使用する、ブルックリン・ベースの人気レストラン。
年中無休

*ロベルタズ
261 Moore St. Brooklyn, N.Y. 11206
屋上自家菜園を持つウィリアムズバーグのピザをメインにしたイタリアレストラン。
年中無休

*ローマンズ
243 Dekalb Ave. Brooklyn, N.Y. 11205
日替わりメニューのフォート・グリーンの人気店。センスあふれる手作りの空間にオーガニックの素材の魅力を生かした料理。
年中無休
 
*ユニオン・スクエア・カフェ
21 East 16th St. New York, N.Y. 10002
ダニー・マイヤーのプロデュースで、1985年のオープンから不動の人気を誇るレストラン。近くのユニオン広場のグリーン・マーケットなどからの厳選された新鮮な食材の仕入れと味、サービス、内装、どれをとっても超一流。
年中無休




*ユニオン広場 ファーマーズ・マーケット

火、木、日 − 休み                  写真: ジョニー・カサハナ